オペラの終焉 : リヒャルト・シュトラウスと「バラの騎士」の夢

書誌事項

オペラの終焉 : リヒャルト・シュトラウスと「バラの騎士」の夢

岡田暁生著

(ちくま学芸文庫, [オ-22-1])

筑摩書房, 2013.12

タイトル別名

Dämmerung der Oper : Richard Strauss und Rosenkavalier

「バラの騎士」の夢 : リヒャルト・シュトラウスとオペラの変容

オペラの終焉 : リヒャルトシュトラウスとバラの騎士の夢

タイトル読み

オペラ ノ シュウエン : リヒャルト・シュトラウス ト「バラ ノ キシ」ノ ユメ

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注記

「〈バラの騎士〉の夢 - リヒャルト・シュトラウスとオペラの変容」(春秋社 1997年9月刊)の改題改訂

その他のタイトルはカバージャケットによる

主要参考文献: p364-371

内容説明・目次

内容説明

芸術か娯楽か、前衛か古典か—。音楽がこの深い亀裂の前に立たされた20世紀初頭、それらを見事に調和させて時代の寵児となったのがR・シュトラウスだ。とくにその力のすべてが結晶化された『バラの騎士』は、オペラの幸福な黄金時代の最後の輝きといえる。不協和音を大量に用い、芸術的な実験性を追求しつつも、クライマックスでは映画音楽と見紛う甘い調性を美しく響かせ、音楽に夢を求めた大衆の願望に応えたこの鮮やかな作品は、その後の音楽に何をもたらしたのか。

目次

  • 『バラの騎士』が生まれた時代
  • 第1部(楽劇・ヴェリスモ・メルヘン—ポスト・ワーグナー時代のオペラ状況;陶酔と抽象—『サロメ』と『エレクトラ』の詩学;「モーツァルトへ帰れ!」—ロココ・ブームと喜劇オペラの復興)
  • 第2部(二重ストーリーと様式交差—台本構造への一瞥;仮面と素顔—様式混合の問題;調和の幻想—様式統一の問題;夢の終わりに—『バラの騎士』の詩学)
  • 私はこの世に忘れられ—シュトラウスと二十世紀オペラ

「BOOKデータベース」 より

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