転換期の日本へ : 「パックス ・ アメリカーナ」か「パックス ・ アジア」か

書誌事項

転換期の日本へ : 「パックス ・ アメリカーナ」か「パックス ・ アジア」か

ジョン・W・ダワー, ガバン・マコーマック著 ; 明田川融, 吉永ふさ子訳

(NHK出版新書, 423)

NHK出版, 2014.1

タイトル別名

Pax Americana versus pax Asia : Japan in the San Francisco treaty system

転換期の日本へ : パックスアメリカーナかパックスアジアか

タイトル読み

テンカンキ ノ ニホン エ : 「パックス・アメリカーナ」カ「パックス・アジア」カ

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内容説明・目次

内容説明

領土紛争、沖縄と基地、憲法改正、集団的自衛権、核と原発、歴史認識問題など、課題が山積するなか、東アジア情勢はいっそう緊迫度を増している。日本の選択はどこにあるのか?米国への「従属」を続けるのか、それともアジア中心の新たな安全保障体制を構築するのか。戦後日本を規定したサンフランシスコ体制の「負の遺産」を詳細に検討し、沖縄をはじめとする「辺境」の新たな可能性を見据えながら、取るべき方向性を提示する。世界的大家からの日本への提言!

目次

  • 第1章 サンフランシスコ体制—その過去、現在、未来(サンフランシスコ体制の歪な起源;問題を孕む八つの遺産;現在の不確実性;恐怖と希望)
  • 第2章 属国—問題は「辺境」にあり(サンフランシスコ体制が生んだ「根本的問題」;沖縄—ないがしろにされつづける民意;馬毛島—秘密裏に進む軍事基地計画;八重山諸島、与那国島—四つの難題;尖閣(釣魚)諸島問題—五つの論争点;辺境の島々と北朝鮮—「正常化」交渉の挫折と核実験;「辺境」は「中心」へ)
  • 第3章 対談 東アジアの現在を歴史から考える(属国の代償;歴史問題論争—戦争の記憶と忘却;朝鮮半島問題—核と拉致をめぐって;改憲—揺らぐ反軍国主義の理想;領土紛争と東アジアのナショナリズム;台頭する中国のゆくえ;「パックス・アメリカーナ」か「パックス・アジア」か)

「BOOKデータベース」 より

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