革命と反動の図像学 : 一八四八年、メディアと風景
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書誌事項
革命と反動の図像学 : 一八四八年、メディアと風景
白水社, 2014.2
- タイトル別名
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革命と反動の図像学 : 一八四八年メディアと風景
- タイトル読み
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カクメイ ト ハンドウ ノ ズゾウガク : 1848ネン、メディア ト フウケイ
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内容説明・目次
内容説明
「独裁も時にはぜひ必要だ。圧制者がいいことをしてさえくれれば、圧制政治も万歳さ」。同世代の人々の「精神史」を書こうと構想されたフロベール『感情教育』には、一八四八年の二月革命下、社会主義者が地滑り的に「転向」してゆく姿が描かれている。二月革命の歴史的意味は何だったのか?社会主義者はなぜルイ・ボナパルトの独裁にすり寄っていったのか?本書は、こうした問題関心から、十九世紀を席巻したロマン主義と社会主義、そして、それらを規定したメディアとテクノロジー、風景と音に光を当てる。革命と反動が交錯した時代は、都市に「雷鳴よりも騒々しい」産業革命の轟音が響き、科学が顕揚される一方、人々は教会の「鐘」を通した身体感覚もまだ残していた。「反動」の時代の基底を探る試み。
目次
- 愚かな世紀?
- 1 メディアと大衆(メディアと十九世紀フランス;新聞小説の変遷—主題とイデオロギー;新たな読者の肖像—シューに寄せられた手紙)
- 2 風景と音の表象(視線の力学;十九世紀の音—音の文化史序説;都市の響き、産業の喧噪)
- 3 革命と反動—一七八九年から一八四八年へ(ミシュレと歴史学の刷新;二月革命と作家たち;知の生成と変貌—『感情教育』のなかの社会主義)
「BOOKデータベース」 より