放射能とナショナリズム
著者
書誌事項
放射能とナショナリズム
(フィギュール彩, 9)
彩流社, 2014.3
- タイトル別名
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The nuclear myth and postwar Japan's nationalism
- タイトル読み
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ホウシャノウ ト ナショナリズム
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内容説明・目次
内容説明
政府や東電、学者に対する強い不信と、マスメディアや論壇の機能不全により、いま日本を“不信の連鎖”が覆いつくそうとしている。原発推進派のレッテル貼り、反原発美談、原子力をめぐる「安全神話」から「危険神話」への単純なシフト。「安心神話」への逃避。これは、原子力の神話化がより強化されただけではないのか?いま日本を呪縛する「放射能による不信の連鎖」を断ち切るための提案とは。深い思索の旅に誘う本。
目次
- 序章 「唯一の被爆国」で起きた原発事故(一周忌;「御用学者」狩り ほか)
- 第1章 被災地を歩く(災害救援物資とともに;人間性の尊厳とは ほか)
- 第2章 福島とフクシマのあいだ(「原爆が多くの人命救ひしとふ論理は大国ゆゑに通らん」;「迅速かつ完全なる壊滅」—長崎への原爆投下と投下直後の状況、初期医療救護 ほか)
- 終章 プロメテウスなどいない(「落ち着いて善く考え、協同して静かに秩序を立て、地味の仕事をする」;フクシマが隠すもの ほか)
「BOOKデータベース」 より