天武天皇の企て : 壬申の乱で解く日本書紀
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書誌事項
天武天皇の企て : 壬申の乱で解く日本書紀
(角川選書, 538)
KADOKAWA, 2014.2
- タイトル読み
-
テンム テンノウ ノ クワダテ : ジンシン ノ ラン デ トク ニホン ショキ
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注記
編集: 角川学芸出版
参考文献: p254-255
内容説明・目次
内容説明
天智天皇没後、その後継をめぐり大海人皇子と大友皇子とのあいだに起きた古代最大の内乱、壬申の乱。これに勝利して皇位についた天武天皇は、編纂を命じた『日本書紀』の巻第28「壬申紀」をどう描かせたか。実録とみられてきたこの「壬申紀」は、中国的な王朝交替というフィクションのもと、自らを漢の劉邦になぞらえるなど、皇位継承の正当性を謳う天武の意図と構想に貫かれていた。『日本書紀』に仕組まれたその企てを明かす。
目次
- 第1章 壬申紀をどう読むか(内乱の原因—皇位継承問題の真相;天智紀の虚構性)
- 第2章 壬申紀を読みなおす(大津退去;吉野脱出;天下二分;天神望拝;皇子不従;総帥高市;倭京奇襲;赤色兵士;瀬田決戦;吹負奮戦;県主託宣;有効自死)
- 第3章 『日本書紀』の構想力(王政復古—乙巳の変;禅譲—継体新王朝の誕生;王朝交替の証明—仁徳から武烈へ;王朝交替の前提—神武から応神へ)
「BOOKデータベース」 より