角筆のひらく文化史 : 見えない文字を読み解く

書誌事項

角筆のひらく文化史 : 見えない文字を読み解く

小林芳規著

岩波書店, 2014.3

タイトル読み

カクヒツ ノ ヒラク ブンカシ : ミエナイ モジ オ ヨミトク

大学図書館所蔵 件 / 122

注記

参考資料: p277-279

内容説明・目次

内容説明

「角筆」とは、尖った先端を紙などに押し当てて凹ませ、文字や符合や絵を書く用具であり、書かれたものが見えにくいという性質から、鉛筆の普及以前には、漢籍や仏典の訓点、下書き、秘密の記録など多様に用いられていた。半世紀以上にわたり日本全国および中国・韓国で数多くの角筆文献を掘り起こしてきた著者が、角筆の世界のもつ広がりを解き明かす“文字の文化史”。

目次

  • 第1部 日本国内での発見(白紙の手紙—高野長英脱獄の意志表示;白紙の記録—記録に託した真情;白紙の遺書—平井収二郎角筆に込めた真情;江戸時代の全国の方言—方言史をひらく ほか)
  • 第2部 東アジアへの広がり(労幹先生—漢代木簡の角筆文字を追う;敦煌文書の角筆文字—中国の角筆紙文書;韓国の角筆文献—ヲコト点の源流;角筆で書いた新羅語の発見—片仮名の先蹤)

「BOOKデータベース」 より

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