銅像時代 : もうひとつの日本彫刻史

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銅像時代 : もうひとつの日本彫刻史

木下直之著

岩波書店, 2014.3

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ドウゾウ ジダイ : モウ ヒトツ ノ ニホン チョウコクシ

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Description and Table of Contents

Description

功なり名遂げた人物の姿を、いつまでもこの世にとどめたい。この気持ちから“銅像”は生まれた。明治の日本に最初の“銅像”が出現した時、それは記念碑の頂きに舞い降りたかのようだった。やがて都会は銅像だらけになるものの、戦争はそれらを潰して武器に変え、敗戦は軍人像を追放し、近年では“ゆるキャラ”が、黒くて堅くて動かない“銅像”を追い立てている。百年前に日本社会が迎え、いまは忘れ去りつつある“銅像時代”を、著者一流の語り口で、スリリングに描き出す!

Table of Contents

  • 序章 銅像時代のはじまり 一九〇九
  • 第1章 屋根の上のつくりもの
  • 第2章 さすらう金鯱
  • 第3章 殿様の銅像
  • 第4章 横浜清正公ストリートにて
  • 第5章 台座考—建築家と記念碑
  • 第6章 ある騎馬像の孤独—戦争が終わって転々とするもの
  • 終章 銅像時代のたそがれ 二〇〇九

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