人情本の世界 : 江戸の「あだ」が紡ぐ恋愛物語
著者
書誌事項
人情本の世界 : 江戸の「あだ」が紡ぐ恋愛物語
笠間書院, 2014.4
- タイトル別名
-
人情本の世界 : 江戸のあだが紡ぐ恋愛物語
- タイトル読み
-
ニンジョウボン ノ セカイ : エド ノ「アダ」ガ ツムグ レンアイ モノガタリ
大学図書館所蔵 件 / 全102件
-
該当する所蔵館はありません
- すべての絞り込み条件を解除する
この図書・雑誌をさがす
内容説明・目次
内容説明
江戸時代末期に登場し、女性読者を虜にする艶情味あふれる恋愛を描いた、人情本。本書は、人情本というジャンルが確立した天保期の作品を軸に、その特質を明らかにする。江戸の爛熟文化の下、「戯言を言われても顔を赤らめない」ほど色事に興味を示した女達の、秘めやかな欲求を、人情本が満たしたのは何故か。人情本全体の精神を、出版、時代、人物など様々な問題から解き明かす。
目次
- あだ—春水人情本の特質
- 文政期人情本の一側面—『桐の一葉』をめぐって
- 「人情」から人情本へ
- 『春色梅児誉美』の成立
- 「春色梅暦」シリーズの変貌
- 『春色湊の花』の位置
- 『多満宇佐喜』をめぐって
- 人情本作者鼻山人の立場
- 『花街桜』の趣向—鼻山人の再検討
- 素人作者曲山人
- 春水以後—文政期人情本への回帰
- 人情本ノート
- 戯作と出版ジャーナリズム
- 辰巳の風—洒落本・人情本の深川
- 二人の艶二郎—『江戸生艶気樺焼』から『総籬』へ
「BOOKデータベース」 より