人情本の世界 : 江戸の「あだ」が紡ぐ恋愛物語

書誌事項

人情本の世界 : 江戸の「あだ」が紡ぐ恋愛物語

武藤元昭著

笠間書院, 2014.4

タイトル別名

人情本の世界 : 江戸のあだが紡ぐ恋愛物語

タイトル読み

ニンジョウボン ノ セカイ : エド ノ「アダ」ガ ツムグ レンアイ モノガタリ

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内容説明・目次

内容説明

江戸時代末期に登場し、女性読者を虜にする艶情味あふれる恋愛を描いた、人情本。本書は、人情本というジャンルが確立した天保期の作品を軸に、その特質を明らかにする。江戸の爛熟文化の下、「戯言を言われても顔を赤らめない」ほど色事に興味を示した女達の、秘めやかな欲求を、人情本が満たしたのは何故か。人情本全体の精神を、出版、時代、人物など様々な問題から解き明かす。

目次

  • あだ—春水人情本の特質
  • 文政期人情本の一側面—『桐の一葉』をめぐって
  • 「人情」から人情本へ
  • 『春色梅児誉美』の成立
  • 「春色梅暦」シリーズの変貌
  • 『春色湊の花』の位置
  • 『多満宇佐喜』をめぐって
  • 人情本作者鼻山人の立場
  • 『花街桜』の趣向—鼻山人の再検討
  • 素人作者曲山人
  • 春水以後—文政期人情本への回帰
  • 人情本ノート
  • 戯作と出版ジャーナリズム
  • 辰巳の風—洒落本・人情本の深川
  • 二人の艶二郎—『江戸生艶気樺焼』から『総籬』へ

「BOOKデータベース」 より

詳細情報

  • NII書誌ID(NCID)
    BB15532310
  • ISBN
    • 9784305707109
  • 出版国コード
    ja
  • タイトル言語コード
    jpn
  • 本文言語コード
    jpn
  • 出版地
    東京
  • ページ数/冊数
    321p
  • 大きさ
    22cm
  • 分類
  • 件名
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