「戦時」から「成長」へ : 1950年代におけるフランコ体制の政治的変容

書誌事項

「戦時」から「成長」へ : 1950年代におけるフランコ体制の政治的変容

武藤祥著

立教大学出版会 , 有斐閣 (発売), 2014.3

タイトル別名

From "wartime" to "development" : the political transformation of the Franco regime in 1950's

戦時から成長へ : 1950年代におけるフランコ体制の政治的変容

タイトル読み

「センジ」 カラ 「セイチョウ」エ : 1950ネンダイ ニオケル フランコ タイセイ ノ セイジテキ ヘンヨウ

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注記

博士論文「フランコ体制の変容 : 1950年代における体制の『流動化』と経済成長政策の起源」(東京大学, 2012年)を基にしたもの

編集・制作: 有斐閣アカデミア

年表: p285-287

引用・参考文献: p[289]-298

内容説明・目次

内容説明

1939〜75年まで続いたフランコ体制は、長期独裁体制として、スペイン内戦終結から70年代後半の「スペイン・モデル」と称された平和的・漸進的「移行」に至るまで、多くの変転を遂げてきた。そのなかでも1950年代は、「戦時体制」から「成長指向型独裁体制」へと変容し、60年代以降の高成長につながる重要なエポックとして位置づけられる。この間の政治的変容は実に複雑なプロセスを経、さまざまな思潮をもつ多様な政治アクター間の対抗関係のなかで生じた。膨大な一次史料・二次史料の渉猟の上に、研究蓄積の薄いこの50年代のフランコ体制に新たな光をあて、詳細に解明した労作!!

目次

  • 序章 課題と分析枠組
  • 第1章 「戦時」統治の限界
  • 第2章 カトリック界との「対立的共生関係」
  • 第3章 「国民革命」の理念と現実
  • 第4章 「常態」と「刷新」との間で
  • 終章 「安定化」の中の「変容」

「BOOKデータベース」 より

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