日本語音韻史の動的諸相と蜆縮涼鼓集
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日本語音韻史の動的諸相と蜆縮涼鼓集
笠間書院, 2014.5
- タイトル読み
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ニホンゴ オンインシ ノ ドウテキ ショソウ ト ケンシュク リョウコシュウ
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注記
博士学位論文「16・17世紀日本語音韻の動的諸相」 (筑波大学, 2012年) にかなりの程度の加筆修正を施し、まとめ直したもの
参照文献: p197-203
資料文献: p204-205
内容説明・目次
内容説明
しじみ(蜆)ちぢみ(縮)、すずみ(涼)つづみ(鼓)。元禄期の京都でジとヂ、ズとヅの音の違いを説く『蜆縮涼鼓集』。従来説の限界を越え、その背景に光を当てる。タ行ダ行の破擦音化、ジヂ・ズヅ音の合流、濁音の前鼻子音消失化といった各変化の関係を解きほぐし、日本語の歴史の持つ意義を再認識する。
目次
- 第1章 序論
- 第2章 タ行ダ行破擦音化の音韻論的特質
- 第3章 前鼻子音の変化と話者の感覚
- 第4章 前鼻子音から読み解く蜆縮涼鼓集
- 第5章 蜆縮涼鼓集の背景—謡曲の発音との関わり
- 第6章 耳障りなザ行音の「発生」
- 第7章 二つの変化の干渉
- 第8章 終章
「BOOKデータベース」 より