自然とギリシャ人 ; 科学と人間性
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自然とギリシャ人 ; 科学と人間性
(ちくま学芸文庫, [シ15-2])
筑摩書房, 2014.7
- Other Title
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Nature and the Greeks
Science and humanism
自然とギリシャ人・科学と人間性
自然とギリシャ人科学と人間性
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シゼン ト ギリシャジン ; カガク ト ニンゲンセイ
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Note
叢書番号はブックジャケットによる
参考文献: p126-127, 205-206
Description and Table of Contents
Description
古代ギリシャ人が思い描いた「原子」の世界観は、量子力学の確立によって現代に甦ったかに見える。けれども量子の奇妙な振る舞いは、「自然とは何か」という問に答えるどころか謎を深めるばかりであった。波動力学の提唱者として物理学の最前線に立っていたシュレーディンガーは科学の役割を、そして人間存在の意味をどのように考えていたのだろうか?高名な『生命とは何か』に続く晩年の講演録。新訳。
Table of Contents
- 自然とギリシャ人(古代の思想に立ち返る動機;理性と感覚の争い;ピタゴラス学派;イオニアの啓蒙運動;クセノパネスの信条、エペソスのヘラクレイトス;原子論者;科学の特別な特徴とは何か?)
- 科学と人間性(生き方における科学の精神的意味合い;真の重要性を打ち消しかねない科学の実際的成果;物質に対する人々の考え方の根本的な変化;基本的概念は物質でなく形である;わたしたちの「モデル」の本質;連続的記述と因果性;連続性の複雑さ;付け焼き刃の波動力学;主体と対象との境界は崩れたとされる;原子か量子か—連続性の複雑さから逃れるための古くからの呪文;物理的不確定性は自由意志にチャンスを与えるか?;二ールズ・ボーアのいう、予測を妨げるもの)
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