女はいつからやさしくなくなったか : 江戸の女性史

書誌事項

女はいつからやさしくなくなったか : 江戸の女性史

中野節子著

(平凡社新書, 742)

平凡社, 2014.7

タイトル別名

女はいつからやさしくなくなったか : 江戸の女性史

タイトル読み

オンナ ワ イツ カラ ヤサシクナクナッタカ : エド ノ ジョセイシ

注記

参考文献: p244-249

図版引用出典一覧: p254

内容説明・目次

内容説明

中世以来の伝統にエロチックさを加味した「やさしさ」が、近世初期、ありうべき女性像の根本的な資質だった。けれども、漢字ブームが女たちをもとらえ、女筆の仮名の手習いから文字の上の平等の地平へと超え出るとき、新しい生活条件が求める新しい知識を欲求する彼女たちは「女大学」をむしろ例外とする儒教教育をも力としつつ、「艶にやさしい」存在であることから、地女という新形態へと脱皮する。地女とは何か?

目次

  • 1 料理は男—近世前期の女の仕事
  • 2 女はやさしく
  • 3 遊女も「やさしい」
  • 4 「やさしい女」と「貞女」
  • 5 漢字を書きたがる女たち
  • 6 儒教と女性
  • 7 やさしくない女たち—地女登場

「BOOKデータベース」 より

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