関係するこころ : 外傷、癒し、成長の交わるところ
著者
書誌事項
関係するこころ : 外傷、癒し、成長の交わるところ
誠信書房, 2014.7
- タイトル別名
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The shadow of the tsunami and the growth of the relational mind
関係するこころ : 外傷癒し成長の交わるところ
- タイトル読み
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カンケイ スル ココロ : ガイショウ、イヤシ、セイチョウ ノ マジワル トコロ
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注記
原著の出版事項: Routledge, 2011
文献: p[233]-254
内容説明・目次
内容説明
人は自らのこころが扱い切れないほどの経験に曝されたとき、その経験は発達的外傷もしくは関係的外傷となって、こころに傷を残す。そしてその傷から身を守るために、その経験をしているときの自己状態は切り離され、「私ではない私」となる。本書は、そうした解離状態から抜け出し、一歩を踏み出すための、関係論的精神分析の実際を提示する。二者心理学の立場から、治療者と患者間で生じる、ともすると見過ごされてしまいがちな治療的相互交流の襞や彩の、まるで絵を描くかのような描写を通して、内容からプロセスに焦点を移した心理療法が展開される。
目次
- 第1部 情動調整と臨床的プロセス(津波を収める)
- 第2部 不確実性(「私の心には決して入らなかった」;「この気持ち、分かりますか!」;解離のギャップに気をつけて)
- 第3部 躓きながら耐え抜くこと(真実と人間の関係性;これが技法であるならば、最大限活用せよ!;「大人の」言葉—無意識的空想についてのパースペクティブ)
- 第4部 間主観性の領域(「あなたの近しさ」—個人的な終章)
「BOOKデータベース」 より