満蒙 : 日露中の「最前線」
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満蒙 : 日露中の「最前線」
(講談社選書メチエ, 580)
講談社, 2014.8
- タイトル別名
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満蒙 : 日露中の最前線
- タイトル読み
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マンモウ : ニチロチュウ ノ「サイゼンセン」
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注記
註: p272-311
内容説明・目次
内容説明
二〇世紀前半、日本、ロシア、中国のそれぞれの「辺境」地域は、なぜ「生命線」となったのか。義和団戦争から満鉄解体まで、満蒙でくりかえされる軍事衝突には、「鉄道」をめぐる利権が絡んでいた。ロシアが「北満洲」に設立した中東鉄道とライバル会社満鉄との権益競争、ロシア革命後の「革命派」と「反革命派」の内戦、張作霖など軍閥とスターリンの対決…。鉄道をめぐるドラマを辿り、新しい国際政治史を描く。
目次
- 第1章 『坂の上の雲』の先へ—小村寿太郎とウィッテ(シベリアから満洲へ;関東州の誕生と大連・旅順の勃興;満洲占領から併合計画へ;日露戦争の敗北と、日本に残した「遺産」)
- 第2章 日露協約時代の「満蒙問題」—伊藤博文とココフツォフ(日露戦争後の極東政策の転換;伊藤博文暗殺と日露関係の危機;辛亥革命と利権拡大)
- 第3章 「北満洲」における大戦・革命・内戦—田中義一とホルヴァート(第一次世界大戦の衝撃;ロシア革命の「北満洲」への波及;北満シベリア出兵と日英米の介入;張作霖、「北満洲」も制す)
- 第4章 ソ連と奉天派の対決—張作霖、張学良親子とカラハン(「北満洲」を欲するソ連;奉天派との対立;日本との鉄道利権をめぐる確執;奉ソ紛争)
- 第5章 満洲国という難問—昭和天皇、蒋介石とスターリン(満洲事変とソ連の中立;中東鉄道の売却;ソ連の極東防衛網と日ソの激突;戦勝大国間の取引)
「BOOKデータベース」 より