書誌事項

反「絆」論

中島義道著

(ちくま新書, 1103)

筑摩書房, 2014.12

タイトル別名

反絆論

タイトル読み

ハン「キズナ」ロン

大学図書館所蔵 件 / 153

この図書・雑誌をさがす

内容説明・目次

内容説明

東日本大震災後、絶対的価値となった“絆”という一文字。テレビは「優しさ」を声高に称揚するようになり、列島中がその大号令に流されて、権威を当然のものとして受け入れてしまったかに見える。だが、そこには暴力が潜んでいないだろうか。陰影のある、他の「繊細な精神」を圧殺する強制力がはたらいているのではないだろうか。哲学にしかできない領域から“絆”からの自由、さらに“絆”への自由の、可能性を問いただす。

目次

  • 第1章 “絆”は重苦しい
  • 第2章 “絆”は有益である
  • 第3章 組織における“絆”
  • 第4章 (なるべく)他人に同情しない
  • 第5章 (自他の)孤独を尊重する
  • 第6章 生命は最高の価値か?
  • 第7章 “絆”からの自由・“絆”への自由
  • 付録(美談が覆う真実もある(東京新聞);『がんばろう日本』という暴力(新潮45);「いい人」だからこそ陥る「みんな一緒主義」(児童心理))

「BOOKデータベース」 より

関連文献: 1件中  1-1を表示

詳細情報

ページトップへ