反「絆」論
著者
書誌事項
反「絆」論
(ちくま新書, 1103)
筑摩書房, 2014.12
- タイトル別名
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反絆論
- タイトル読み
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ハン「キズナ」ロン
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内容説明・目次
内容説明
東日本大震災後、絶対的価値となった“絆”という一文字。テレビは「優しさ」を声高に称揚するようになり、列島中がその大号令に流されて、権威を当然のものとして受け入れてしまったかに見える。だが、そこには暴力が潜んでいないだろうか。陰影のある、他の「繊細な精神」を圧殺する強制力がはたらいているのではないだろうか。哲学にしかできない領域から“絆”からの自由、さらに“絆”への自由の、可能性を問いただす。
目次
- 第1章 “絆”は重苦しい
- 第2章 “絆”は有益である
- 第3章 組織における“絆”
- 第4章 (なるべく)他人に同情しない
- 第5章 (自他の)孤独を尊重する
- 第6章 生命は最高の価値か?
- 第7章 “絆”からの自由・“絆”への自由
- 付録(美談が覆う真実もある(東京新聞);『がんばろう日本』という暴力(新潮45);「いい人」だからこそ陥る「みんな一緒主義」(児童心理))
「BOOKデータベース」 より