老いの空白
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老いの空白
(岩波現代文庫, 社会 ; 279)
岩波書店, 2015.1
- タイトル読み
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オイ ノ クウハク
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注記
2003年6月弘文堂刊を文庫化にあたって大幅に加筆・修正を行ったもの
内容説明・目次
内容説明
現役をリタイアした後、長い時日を過ごすのは人類初めての経験なのに、その文化はまだ空白のままだ。未曽有の超高齢化時代を迎え、“老い”に対する我々の考え方も取り組み方も変化せざるをえないのに、“老い”が「問題」としてしか論じられてこなかったことこそが問題なのではないか。「日常」「アート」「顔」など身近な問題を哲学的なテーマとして論じてきた第一線の哲学者が、現代社会の難問に挑む。
目次
- 1 “老い”はほんとうに「問題」なのか?
- 2 できなくなるということ
- 3 “老い”の時間—見えない“成熟”のかたち
- 4 “弱さ”に従う自由
- 5 ホモ・パティエンス—べてるの家の試み
- 6 肯定と否定のはざまで
- 7 「いるだけでいい」「いつ死んでもいい」と言い切れるとき
- エピローグ 一枚のピクチュアへ
「BOOKデータベース」 より