核と日本人 : ヒロシマ・ゴジラ・フクシマ
著者
書誌事項
核と日本人 : ヒロシマ・ゴジラ・フクシマ
(中公新書, 2301)
中央公論新社, 2015.1
- タイトル別名
-
核と日本人 : ヒロシマゴジラフクシマ
- タイトル読み
-
カク ト ニホンジン : ヒロシマ・ゴジラ・フクシマ
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注記
主要参考文献: p257-260
引用図版出典一覧: p261-263
関連年表: p264-266
内容説明・目次
内容説明
唯一の戦争被爆国である日本。戦後、米国の「核の傘」の下にありながら、一貫して「軍事利用」には批判的だ。だが原子力発電を始めとする「平和利用」についてはイデオロギーと関わりなく広範な支持を得てきた。東日本大震災後もなお支持は強い。それはなぜか—。本書は、報道、世論、知識人、さらにはマンガ、映画などのポピュラー文化に注目、戦後日本人の核エネルギーへの嫌悪と歓迎に揺れる複雑な意識と、その軌跡を追う。
目次
- 第1章 被爆から「平和利用」へ—占領下〜1950年代(原爆投下は「神の摂理」;原子力の夢—湯川秀樹のノーベル物理学賞受賞 ほか)
- 第2章 核の現実とディストピア世界—1960年代(恐怖—核実験から核戦争へ;圧倒的な核戦争のイメージ ほか)
- 第3章 原発の推進・定着と懐疑—1970年代(プロレスマンガとホラーマンガ;核拡散防止条約というジレンマ ほか)
- 第4章 消費される核と反核—1980年代(清水幾太郎の核武装論—被爆国という特権;「持ち込ませず」は守られているか ほか)
- 第5章 安定した対立構造へ—1990年代から3・11後(テレビのなかの核の危機;惨劇の記号化—繰り返されるイメージ ほか)
「BOOKデータベース」 より