若者はなぜ「決めつける」のか : 壊れゆく社会を生き抜く思考
著者
書誌事項
若者はなぜ「決めつける」のか : 壊れゆく社会を生き抜く思考
(ちくま新書, 1110)
筑摩書房, 2015.2
- タイトル別名
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若者はなぜ決めつけるのか : 壊れゆく社会を生き抜く思考
- タイトル読み
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ワカモノ ワ ナゼ「キメツケル」ノカ : コワレユク シャカイ オ イキヌク シコウ
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注記
主要参考文献: p236-238
内容説明・目次
内容説明
近年、個人から政府まで、物事をすぐに判断し、とりあえず「決めつけ」て行動することがトレンドになっている。特に若者は、世間から決めつけられ、バッシングされ、「どうせ何も変わらない」と自分でも決めつけてしまう。若者がまともな仕事に就けず、選択肢もないのに、すべてを「自己責任」とされる、この理不尽な時代の背景にあるのはいったい何なのか。そして、生き抜くためには何をするべきなのか。本書は、生きることが困難な現代において、あきらめず、決めつけず、考えつつ歩んでいくためのガイドブックである。
目次
- 第1章 若者の夢と現実—就活・労働の多様な困難(学生、企業は就活で何を考えているか;「ふつうの就職」も夢の時代)
- 第2章 漂泊する若者たち—九〇年代のフリーター、ゼロ年代のニート(フリーターの登場とハケンの急増;ニートは「甘え」なのか)
- 第3章 若者を追い詰める決断主義と自己責任(グローバリゼーションのなかで;小泉政治と決断主義;ゼロ年代、ネット空間)
- 第4章 断片化するセカイ、多元化する「私」(タテ社会からヨコ社会へ;弱者、ゆとり教育、キャラ)
- 第5章 手に入らなくなった「ふつう」—かぐや姫コンプレックス、草食化、無縁化(就職できない高学歴者;「モノを持たない」から「家族を持たない」へ;若年無業者をどう導くか;脱管理労働、脱管理消費へ)
「BOOKデータベース」 より