ゆびさきの宇宙 : 福島智・盲ろうを生きて
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ゆびさきの宇宙 : 福島智・盲ろうを生きて
(岩波現代文庫, 社会 ; 281)
岩波書店, 2015.2
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ゆびさきの宇宙 : 福島智盲ろうを生きて
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ユビサキ ノ ウチュウ : フクシマ サトシ モウロウ オ イキテ
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Note
岩波書店刊 (2009.4) の文庫化
参考文献: 巻末p7-8
関連年表: 巻末p1-6
Description and Table of Contents
Description
目が見えず、耳も聞こえない。ヘレン・ケラーと同じような障害をもつ東大教授・福島智。三歳で目に異常がみつかり、四歳で右眼を摘出。九歳で左の視力も失う。一四歳で右耳、そして一八歳ですべての音も奪われる。無音漆黒の世界にただ一人。果てしない宇宙に放り出されたような孤独と不安。それを救ったのが母の考案した「指点字」とその「通訳」の実践だった。これまでいくつものバリアを突破してきた。生きること自体が戦いだ—。彼に引き込まれ、追いかけながら、考えた。生きるって何だろう。
Table of Contents
- 盲ろうとは—「黙殺」されてきたその存在
- 誕生と喪失—三歳で右失明、九歳で左も
- わんぱくと音楽—盲学校・一四歳で片耳に不安
- 男版ヘレン・ケラーとちゃうか—八一年二月の俺・全盲ろうに
- 指点字考案—母から見た智
- 「通訳」誕生—トムとケティー
- 結婚—夫婦げんかに指点字通訳
- 「適応障害」—福島智を生きるということ
- 仕事と研究1—バリアフリーって何?コミュニケーションって何?
- 仕事と研究2—セーフティ・ネットって何?自立って何?
- 仲間たち—人生は冒険
- 自画像—ありのままの福島智
- 子どもたちへ—福島流「生きる哲学」
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