山岳信仰 : 日本文化の根底を探る
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山岳信仰 : 日本文化の根底を探る
(中公新書, 2310)
中央公論新社, 2015.3
- タイトル読み
-
サンガク シンコウ : ニホン ブンカ ノ コンテイ オ サグル
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注記
参考文献: p294-305
内容説明・目次
内容説明
個性豊かな山々に恵まれた日本人の精神文化の根底には、山への畏敬の念が息づく。本書は山岳信仰の歴史をたどりつつ、修験道の成立と展開、登拝の民衆化と女人禁制を解説。さらに八つの霊山の信仰と祭祀、神仏分離後の状況までを詳解する。長年、山岳修験研究に携わってきた著者による決定版。
目次
- 序章 山岳信仰とは何か(山への畏敬と神聖化;神仏習合の思想;農耕民の山の神 ほか)
- 第1章 出羽三山—死と再生のコスモロジー(東北の仏教と修験;三山の由来;修験の根拠地・羽黒山 ほか)
- 第2章 大峯山—修験道の揺籃の地(吉野山と山上ヶ岳;金峯山と役行者;修験道の本尊・蔵王権現 ほか)
- 第3章 英彦山—西日本の山岳信仰の拠点(天下に抜きん出た霊山;開山伝承;仏教伝来以前 ほか)
- 第4章 富士山—日本人の心のふるさと(日本の最高峰;古代の富士山;噴火の歴史 ほか)
- 第5章 立山—天空の浄土の盛衰(古代の立山;錫杖の発見;山の神と仏 ほか)
- 第6章 恐山—死者の魂の行方(独自の景観;恐山の歴史と伝承;江戸時代の死者供養 ほか)
- 第7章 木曽御嶽山—神がかりによる救済(噴火以前;峰と池と滝;中世の諸相 ほか)
- 第8章 石鎚山—修行から講へ(そびえたつ岩峰;開山伝承;山麓寺院の開基伝承 ほか)
「BOOKデータベース」 より