夏目漱石「われ」の行方

書誌事項

夏目漱石「われ」の行方

柴田勝二著

世界思想社, 2015.3

タイトル別名

夏目漱石 : 「われ」の行方

夏目漱石われの行方

タイトル読み

ナツメ ソウセキ「ワレ」ノ ユクエ

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注記

漱石略年譜: p357-362

索引あり

内容説明・目次

内容説明

青年期に選び取った英文学への疑念を掘り下げつつ、「東洋」という居場所を見出す漱石。それは緊迫する二十世紀初頭の国際関係のなかで「日本」と「西洋」という「非我」をともども相対化する「われ」の在り処だった。—漱石の生涯と思想と文学をダイナミックに一体化させる。

目次

  • 第1部 表現者への足取り(不在の“父”—自己形成の歩み;見出される「東洋」—ロンドンでの苦闘と『文学論ノート』;「猫」からの脱出—日露戦争と作家としての出発)
  • 第2部 せめぎ合う「我」と「非我」(「非人情」という情念—初期作品における俗と脱俗;「われ」の揺らぎのなかで—東京朝日新聞社入社をめぐって;「非我」のなかの「真」—『三四郎』『それから』の「気分」と「空気」)
  • 第3部 時代とアジアへの姿勢(露呈される「本性」—日韓関係の表象と大患の前後;「己れ」への欲望—『行人』『こゝろ』と時代の転換;「去私」による表象—『道草』『明暗』における境地)

「BOOKデータベース」 より

詳細情報

  • NII書誌ID(NCID)
    BB18309600
  • ISBN
    • 9784790716549
  • 出版国コード
    ja
  • タイトル言語コード
    jpn
  • 本文言語コード
    jpn
  • 出版地
    京都
  • ページ数/冊数
    ix, 372p
  • 大きさ
    20cm
  • 分類
  • 件名
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