初等数学史
著者
書誌事項
初等数学史
(ちくま学芸文庫, [カ35-1],
筑摩書房, 2015.4
- 上 古代・中世篇
- 下 近世篇
- タイトル別名
-
A history of elementary mathematics
- タイトル読み
-
ショトウ スウガクシ
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注記
小山書店 1955-1956年刊の校訂
原著改訂増補版の翻訳
叢書番号はブックジャケットによる
内容説明・目次
- 巻冊次
-
上 古代・中世篇 ISBN 9784480096111
内容説明
数学—ひと口に「数学」と言っても、数の数えかた、数字の書きかた、計算のしかたなど、時代と地域によってその姿はさまざまだ。ギリシア人は論理的な厳密さを極め、インド人はゼロを発見した。数字を書いて筆算をする人もいれば、算板を使って計算をする人もいた。本書は厖大な文献をもとに各地・各時代の事跡を収集。正確かつ内容豊富な叙述は、原書刊行から100年以上たった今なお他の追随を許さない。図版満載で読みやすい、数学史研究の記念碑的名著。文庫化にあたり中村滋氏による校訂を施した。
目次
- 序説 数え方と数字(数え方;記数法)
- 第1篇 古代の数学(算術と代数;幾何学と三角法)
- 第2篇 中世の数学(算術と代数;幾何学と三角法)
- 巻冊次
-
下 近世篇 ISBN 9784480096128
内容説明
多くの人々にとって、数学は学問である前に生活の知恵である。それは昔も同じことだった。算術は技術や商業とともに発展し、小数や対数といった新たな概念が誕生した。ケプラーは酒樽の容積を量る問題に悩み、パスカルは足し算と引き算ができる計算器を発明した。そして教育の近代化によって、「数学は生活の役に立つ」という実用性が大いに謳われるようになった。数学の芽はいつも身近なところから生まれ、やがてひとつの太い幹へと成長するのだ。下巻はルネサンスから20世紀初頭までの歩みをたどる。
目次
第3篇 近世の初等数学(算術;代数;幾何学と三角法;数学教育に関する近代的運動)
「BOOKデータベース」 より