あそぶ神仏 : 江戸の宗教美術とアニミズム
著者
書誌事項
あそぶ神仏 : 江戸の宗教美術とアニミズム
(ちくま学芸文庫, [ツ7-4])
筑摩書房, 2015.4
- タイトル別名
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遊戯する神仏たち : 近世の宗教美術とアニミズム
- タイトル読み
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アソブ シンブツ : エド ノ シュウキョウ ビジュツ ト アニミズム
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注記
「遊戯する神仏たち : 近世の宗教美術とアニミズム」(角川書店 2000年刊) の改題、割愛、加筆
シリーズ番号はブックジャケットによる
内容説明・目次
内容説明
いつの世も庶民はひたすらこの世の幸を追い求めるもの。その奔放な想像力にかかれば神様仏様といえどもこの通り、親しみ深く荒削り、すこぶるかわいらしく、ときには世にも怖ろしい姿となる。アニミズム的感性に裏打ちされた力強く鮮烈な表現は、正統的な宗教美術とは一線を画す、異次元の美の宇宙を形づくっている。妖怪となった器物=付喪神の饗宴、白隠や仙〓(がい)の不羈奔放な禅画、大らかな性器崇拝と春画との関わり、そして北斎の劇画の如き仏画と異形の滝…。「奇想」の発見で日本美術史を塗り替えた眼の革命家が、宗教美術のもう一つの水脈に分け入り、その核心に迫る。
目次
- 1 日本美術に流れるアニミズム
- 2 変容する神仏たち—近世宗教美術の世界
- 謎多い遊行僧円空にひかれて
- 木喰と東北・上越
- 野に生きた僧—風外慧薫の生涯と作品
- 近世禅僧の絵画—白隠・仙〓(がい)
- 白隠“半身達磨像”(永明寺本)
- 3 浮世絵春画と性器崇拝
- 北斎の信仰と絵
- 北斎晩年の“ふしぎな世界”
- 4 天龍道人源道の仏画
「BOOKデータベース」 より