愛国心と愛郷心 : 新しい農本主義の可能性
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愛国心と愛郷心 : 新しい農本主義の可能性
農山漁村文化協会, 2015.3
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アイコクシン ト アイキョウシン : アタラシイ ノウホン シュギ ノ カノウセイ
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文献: p326-329
Description and Table of Contents
Description
百姓から見れば、愛国心よりふるさと(在所)の田んぼや自然への情愛=愛郷心が土台にある。かつての農本主義者たちもその思想の出発点は愛郷心だった。それが国家主義に取り込まれていったのはなぜか。いまからの時代、まっとうな愛郷心で愛国心の押しつけを相対化することは可能か。そこに郷土とこの国の山河を守る道がある。
Table of Contents
- 序章 私たちは「国民」になった(「国民」に誕生;パトリオティズムとナショナリズム)
- 第1章 「食料」の誕生(「国民」と「食料」;「消極的な」農の価値)
- 第2章 「日本農業」と「専門家」の誕生(「日本農業」の誕生;農業の「専門家」の誕生)
- 第3章 資本主義から農本主義へ(「農の原理」の自覚;「農の原理」を守る農本主義)
- 第4章 百姓は自然とともに近代を撃つ(松田喜一の農本主義;「天地自然」を思想的な武器にする)
- 第5章 農本主義者はどう生きたのか(橘孝三郎の生き方;権藤成卿の思想)
- 第6章 農本主義の可能性(「農本主義」は死んではいない;「新しい農本主義」の出立)
- 終章 情愛のふるさと(生きものとの交感;なぜ私たちは花に惹かれるのか ほか)
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