廃墟の残響 : 戦後漫画の原像

書誌事項

廃墟の残響 : 戦後漫画の原像

桜井哲夫著

NTT出版, 2015.3

タイトル別名

The echoes from ruins : in pursuit of the origins of Japanese postwar manga

タイトル読み

ハイキョ ノ ザンキョウ : センゴ マンガ ノ ゲンゾウ

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内容説明・目次

内容説明

南方戦線で生き残った二等兵、中国大陸で終戦を迎えた子どもたち、本土の大空襲を生き延びた少年たち。戦後、彼らが描いた漫画に通底するのは廃墟のイメージ。それは戦後生まれの漫画にも受け継がれていく。戦後の廃墟から、漫画で立ち上がった若者たち!!!!

目次

  • 序章 水木しげるの戦争(劣等生、召集される;「総員玉砕せよ!」)
  • 第1章 満洲国の崩壊のなかで(敗戦前の満州国;帝国の崩壊;敗戦後の日々 ほか)
  • 第2章 廃墟にたたずむ手塚治虫(手塚治虫の昭和二十年;敗戦間際の死;敗戦直後の習作漫画 ほか)
  • 第3章 赤本ブームから貸本文化へ(焼跡の漫画雑誌と赤本漫画;手塚治虫と酒井七馬;『新宝島』の衝撃 ほか)
  • 第4章 尖端に立つ—白土三平とその父(白戸三平の生い立ち;ウサギを飼う少年;紙芝居画家「ノボル」 ほか)
  • 第5章 若者たち—トキワ荘グループと劇画工房(『漫画少年』創刊;トキワ荘に集う若者たち;表舞台から消えた寺田ヒロオ ほか)
  • 第6章 青年漫画の時代(長井勝一と『忍者武芸帳』;『ガロ』と『COM』;「青年漫画」とは何か ほか)
  • 終章 「廃墟」に向き合う(「新世紀エヴァンゲリオン」と廃墟の不在;「廃墟」の隠蔽)

「BOOKデータベース」 より

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