南方熊楠 : 日本人の可能性の極限
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書誌事項
南方熊楠 : 日本人の可能性の極限
(中公新書, 2315)
中央公論新社, 2015.4
- タイトル読み
-
ミナカタ クマグス : ニホンジン ノ カノウセイ ノ キョクゲン
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注記
参考・引用文献: p279-283
内容説明・目次
内容説明
百科事典を丸ごと暗記、二十以上の言語を解した、キューバ独立戦争参戦といった虚実さまざまな伝説に彩られ、民俗学、生物学などに幅広く業績を残した南方熊楠。「てんぎゃん(天狗さん)」とあだ名された少年時代、大英博物館に通いつめた海外放浪期。神社合祀反対運動にかかわり、在野の粘菌研究者として昭和天皇に進講した晩年まで。「日本人の可能性の極限」を歩んだ生涯をたどり、その思想を解き明かす。
目次
- 第1章 驚異的な記憶力を持った神童—和歌山・東京時代(「てんぎゃん」というあだ名を付けられて;好きな教科、嫌いな教科;「深友」羽山兄弟)
- 第2章 アメリカ時代(渡米の背景と目的;大学中退と独学への助走;ピストル一挺を持って突然のキューバ採集旅行)
- 第3章 大英博物館の日々—ロンドン時代(学問のメッカ、ロンドンへ;『ネイチャー』投稿と大英博物館;土宜法龍と「事の学」)
- 第4章 無念の帰国と思想の深化—那智隠栖期(失意の帰国;オカルティズム研究へ;「南方曼陀羅」;「やりあて」—偶然の域を超えた発見や発明・的中)
- 第5章 那智山を下りる熊楠—田辺時代1(神社合祀反対運動;粘菌という中間生物)
- 第6章 蓄えてきた知を爆発させて—田辺時代2(柳田國男との出会いと別れ;家族と日々の暮らし;晩年の夢—夢日記)
「BOOKデータベース」 より