谷崎潤一郎と異国の言語
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谷崎潤一郎と異国の言語
(中公文庫, [の-15-1])
中央公論新社, 2015.4
- タイトル読み
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タニザキ ジュンイチロウ ト イコク ノ ゲンゴ
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注記
人文書院 (2003年5月刊) を「中公文庫」として再刊したもの
叢書番号はブックジャケットによる
内容説明・目次
内容説明
西洋、中国、あるいはインドへ。文学史上、スランプと形容されがちな大正期の作品ではエキゾティシズムを超えた異邦を夢みながら、美女と美食に惑溺する独自の世界を開花していた。中国旅行、インドへの関心、映画での実験、翻訳、関西移住などの影響を解読しながら『痴人の愛』『卍』へと連なる文学的萌芽を再発見する。
目次
- 第1章 フランス語入門—「独探」(外国語のレッスン;「Masochisten」と「美」 ほか)
- 第2章 「貴い大陸」の言葉—「鶴〓(れい)」(己は一生日本語は話さない;芥川、幻滅の構造 ほか)
- 第3章 魔法の語り—「ハツサン・カンの妖術」(魔術の世界へ;インドへの道 ほか)
- 第4章 映画的言語の実験—「人面疽」(いとしい可愛いお前よりも尚大好きな…;アメリカ映画時代 ほか)
- 第5章 翻訳の空間へ—『卍』(翻訳家・谷崎;谷崎訳ボードレール ほか)
「BOOKデータベース」 より