夢見る日本文化のパラダイム

書誌事項

夢見る日本文化のパラダイム

荒木浩編

法藏館, 2015.5

タイトル別名

夢見る日本文化のパラダイム

タイトル読み

ユメミル ニホン ブンカ ノ パラダイム

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注記

夢と文化の読書案内: p535-552

参考文献あり

内容説明・目次

内容説明

「夢」はどのように見られ、解釈されてきたか?睡眠時、誰もが見たことがある夢。しかし夢は、古代から記録され、時の政治を左右することもあった—。奥深く、しかし把捉しづらかった夢の姿を、文学・歴史・美術・宗教・心理・メディア・睡眠文化など、あらゆる視点から解明する。

目次

  • 1 古典文学の夢と表象(日本古典文学の夢と幻視—『源氏物語』読解のために;平安文学における死者の夢—八代集を中心に;“懐妊をめぐる夢”の諸相—説話と物語のあいだ;『たまきはる』の夢をめぐって)
  • 2 古代・中世史の夢叙述(平安時代における僧侶の“夢記”—九世紀以前の僧と夢;日記に見える夢の記事の構造;夢想にみる持明院統と崇光院流の皇統—中世北野社の場所性と皇位継承)
  • 3 ビジュアライズされる夢(『仏祖統紀』における夢幻の記述—視覚イメージとその造形化について;慶政の見た夢—造寺造仏と夢をめぐって;描かれた夢—吹き出し型の夢の誕生;夢の表象?—夕顔あるいは瓢)
  • 4 中国の夢と表象(つまの死の歌—中国文学における夢と悼亡;『今昔物語集』「震旦部」と中国文献—「医者の夢」と「日の遠近比べ」を手がかりとして;豊子〓(がい)訳『源氏物語』における明石像—明石入道の見た夢の訳出方法を起点として)
  • 5 夢の風景と所在(夢を解釈し語ることとパターンマッチング;印刷時代における「夢」—レミ・ベロー『牧歌』(一五六五)を中心に;志賀直哉の夢景色;夢と文化の読書案内)

「BOOKデータベース」 より

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