夜の鼓動にふれる : 戦争論講義
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書誌事項
夜の鼓動にふれる : 戦争論講義
(ちくま学芸文庫, [ニ12-1])
筑摩書房, 2015.8
- タイトル読み
-
ヨル ノ コドウ ニ フレル : センソウロン コウギ
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注記
1995年4月東京大学出版会刊行のものに、「二〇年目の補講--「テロとの戦争」について」を増補
シリーズ番号はブックジャケットによる
文献あり
内容説明・目次
内容説明
20世紀、戦争は人と世界をどう変えたのか。そしていま、戦争が行き着いた極限の姿とは。「戦争」を「思想」の枠組みで捉え、「思想」を「戦争」の視角から読み直す、異色の講義録。理性、秩序、啓蒙といった西洋思想における「光」の外には、非理性、無秩序、野蛮、暴力などの「闇」が蠢く。戦争は闇が支配する「夜の世界」の現象、近代の理性が沈む夜だ。「夜の思想家」バタイユ、レヴィナス、ブランショらを導き手に、ヘーゲル、フロイト、ハイデガーらの思想を読み解き、近代理性が必然的に生み出した世界戦争の姿を明らかにする。文庫化にあたり補講「『テロとの戦争』について」を増補。
目次
- 世界戦争の時代
- 戦争の全体性
- “夜”に目覚める
- “光”の文明の成就
- 戦争の近代
- 世界戦争
- ヘーゲルと西洋
- 露呈する“無”
- “世界”の崩壊
- “未知”との遭遇
- アポカリプス以後
- おわりに
- 二〇年目の補講—テロとの戦争について
「BOOKデータベース」 より