道徳と宗教の二つの源泉
著者
書誌事項
道徳と宗教の二つの源泉
(ちくま学芸文庫, [ヘ5-4])
筑摩書房, 2015.8
- タイトル別名
-
Les deux sources de la morale et de la religion
- タイトル読み
-
ドウトク ト シュウキョウ ノ フタツ ノ ゲンセン
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注記
底本: 単行本新版 (Presses universitaires de France, 2008)
シリーズ番号はジャケットによる
内容説明・目次
内容説明
科学的知見が急発展をとげる20世紀初頭にあって、新しい認識論を提唱しつづけたベルクソン。その主要著作4冊のうち、哲学的遺作ともいうべき本書は、これまでの思考をふまえた上で、道徳と社会を「閉じたもの」と「開かれたもの」に、宗教を「静的宗教」と「動的宗教」に分け、個人から生まれ出たエネルギーが人類全体への倫理的・宗教的行為へと向かう、真の神秘主義の可能性を問う。産業至上主義の世界が第二次大戦へと進んでいく時代の、強い危機感のなかで、アクチュアルな意識をもって執筆された著作。学芸文庫新訳。
目次
- 第1章 道徳的責務(社会秩序と自然秩序;社会のなかの個人 ほか)
- 第2章 静的宗教(理性的存在における不条理について;作話機能 ほか)
- 第3章 動的宗教(宗教という語の二つの意味;なぜ宗教という同じ語を使うのか? ほか)
- 第4章 最後の指摘 機械主義と神秘主義(閉じた諸社会と開かれた社会;自然的なものの存続 ほか)
「BOOKデータベース」 より