敗戦・憂国・東京オリンピック : 三島由紀夫と戦後日本
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書誌事項
敗戦・憂国・東京オリンピック : 三島由紀夫と戦後日本
春風社, 2015.8
- タイトル別名
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敗戦憂国東京オリンピック : 三島由紀夫と戦後日本
- タイトル読み
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ハイセン・ユウコク・トウキョウ オリンピック : ミシマ ユキオ ト センゴ ニホン
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注記
参考文献: p323-335
内容説明・目次
内容説明
“オリンピックの成否は西洋の基準で判断される。…マナー、秩序、外国人のもてなしなどの文化的な面において、西洋の基準を適用し、その基準に合わせるための努力が施されてきた”戦前・戦後、身体、アイデンティティと歴史、大衆消費社会、アメリカ、ナショナリズム、天皇制を補助線に、時代を鋭敏に受け止め行動した三島の作品を考察する。
目次
- 第1章 三島由紀夫「憂国」における一九三六年と一九六〇年—不満から矛盾へ
- 第2章 三島由紀夫「十日の菊」における同一化への眼差し—“見られる”肉体の美学
- 第3章 三島由紀夫『美しい星』における“想像された起源”—純潔イデオロギーと純血主義
- 第4章 三島由紀夫と大衆消費文化—「自動車」「可哀さうなパパ」を中心に
- 第5章 「下らない」安全な戦後日本への抵抗—三島由紀夫「剣」における戦後日本の表象
- 第6章 三島由紀夫と一九六四年東京オリンピック—国際化と日本伝統の狭間で
- 第7章 “現人神”と大衆天皇制との距離—「英霊の声」を中心に
「BOOKデータベース」 より