書誌事項

告発の正義

郷原信郎著

(ちくま新書, 1142)

筑摩書房, 2015.9

タイトル読み

コクハツ ノ セイギ

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内容説明・目次

内容説明

告発によって企業不祥事や談合が発覚、または政治汚職や脱税などが明らかにされ、捜査がはじまることが増えてきた。告発をしやすくするための法的・制度的な環境も整備されつつある。けれど起訴するかしないかの判断は、従来、検察が独占するものだった。そのため「検察の正義」と「告発の正義」は、たびたび衝突・対立を繰り返してきたし、現在でも相克は続いている。本書は、告発とは何であるかをさまざまな事件や法的観点から腑分け。その問題点から可能性まで、考えるべき論点を提示する。

目次

  • 第1章 「社会的事象としての告発」をめぐる構図(「告発」をめぐる状況変化と「ホイッスルブローワー」;雪印食品牛肉偽装事件におけるホイッスルブローワー ほか)
  • 第2章 「法律上の告発」の諸相(刑事訴訟法における告発に関する規定;「告発の正義」と「検察の正義」 ほか)
  • 第3章 「告発の正義」と「検察の正義」—対立の系譜(石油カルテル事件と検事総長の批判;「検察の正義」が公取委「告発の正義」に完全敗北 ほか)
  • 第4章 激変する「告発の正義」と「検察の正義」の関係(小沢公判で表面化した検審起訴議決への誘導;「検察の正義」さえ覆そうとする画策 ほか)
  • 第5章 美濃加茂市長事件における「告発の正義」(岐阜県美濃加茂市長の「事件」;現金授受を全面否認する市長に有力な裏付け ほか)

「BOOKデータベース」 より

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詳細情報

  • NII書誌ID(NCID)
    BB19434652
  • ISBN
    • 9784480068477
  • 出版国コード
    ja
  • タイトル言語コード
    jpn
  • 本文言語コード
    jpn
  • 出版地
    東京
  • ページ数/冊数
    212p
  • 大きさ
    18cm
  • 分類
  • 件名
  • 親書誌ID
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