フランケンシュタインの精神史 : シェリーから『屍者の帝国』へ

書誌事項

フランケンシュタインの精神史 : シェリーから『屍者の帝国』へ

小野俊太郎著

(フィギュール彩, 36)

彩流社, 2015.8

タイトル別名

The cultural history of Frankenstein

フランケンシュタインの精神史 : シェリーから屍者の帝国へ

タイトル読み

フランケンシュタイン ノ セイシンシ : シェリー カラ『シシャ ノ テイコク』エ

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注記

主な参考文献: p268-271

内容説明・目次

内容説明

200年前に書かれた『フランケンシュタイン』が提示する問題系の現代的な意義=「つぎはぎ」「知性や労働の複製」「母性をめぐる解釈」などをめぐり、日本の戦後SFへの継承をたどる!鉄腕アトム、鉄人28号、人造人間キカイダーなどの国産の漫画、アニメを「怪物からロボットやサイボーグへ」というテーマでつなぎ、日本SFの代表的作家、小松左京、光瀬龍、荒巻義雄、田中光二、山田正紀などへの継承と変遷をたどり、伊藤計劃と円城塔の合作『屍者の帝国』と通底する精神史とは…。

目次

  • 第1部 メアリー・シェリーの遺産(生命創造とつぎはぎの身体;魂なき肉体と機械の複製;境界線上の怪物;グローバル化のなかの怪物)
  • 第2部 戦後日本におけるフランケンシュタイン(怪物からロボットやサイボーグへ;神との闘争をめざして;フランケンシュタインと対抗文化;怪物たちの共同体;フランケンシュタインの問題群)

「BOOKデータベース」 より

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