道元禅師の『典座教訓』を読む
著者
書誌事項
道元禅師の『典座教訓』を読む
(ちくま学芸文庫, [ア30-2])
筑摩書房, 2015.9
- タイトル別名
-
道元禅師の典座教訓を読む
- タイトル読み
-
ドウゲン ゼンジ ノ『テンゾ キョウクン』オ ヨム
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注記
大法輪閣1985年刊を訂正し文庫化したもの
叢書番号はブックジャケットによる
内容説明・目次
内容説明
曹洞宗の開祖・道元は、留学先の宋で二人の老典座(禅寺の食事を調える役僧)に出遭い、日常のすべてが仏道修行であり、そこに本務と雑務の区別がないことを悟る。そして帰朝後、日本最初の禅道場を開創するに際し、他の清規(修行僧のための規範)に先駆けて、仏道から「食」を論じた『典座教訓』を著す。本書は、その原典・書き下ろし・現代語訳・解説から成る。著者は道元思想に寄り添いつつ、食事を作ることを通して、いのちの深みや禅心を説く。「食」に携わる人びと、ひいては「食」を享けるすべての人に、今、読まれるべき一冊である。
目次
- 1 道元禅師と『典座教訓』(禅僧道元はなぜ料理の本を書いたか—「まえがき」に代えて;著者道元禅師のこと;『典座教訓』という本について)
- 2 『典座教訓』を読む(六知事の一つ、典座;料理の専門家、典座;仏祖の遺訓;食材は自分のひとみだ;献立の決定 ほか)
- 3 原文・典座教訓
「BOOKデータベース」 より