日本古代の喪葬儀礼と律令制

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日本古代の喪葬儀礼と律令制

稲田奈津子著

吉川弘文館, 2015.9

タイトル読み

ニホン コダイ ノ ソウソウ ギレイ ト リツリョウセイ

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注記

主要史料典拠刊本目録: p258-260

内容説明・目次

内容説明

唐令の影響を色濃く受けた日本古代の喪葬令。律令研究のなかでも立ち遅れてきたが、新たな分析手法で儀礼研究の可能性を提示する。モガリ、官人層の埋葬地の変化、奈良時代の天皇の葬送、服喪と喪服、忌日法会など多様な要素を論じ、中国礼制の受容や新史料「天聖令」による唐令復原の検討を通して、律令制の目指した喪葬儀礼の特質を明らかにする。

目次

  • 殯儀礼の再検討
  • 第1部 律令国家の形成と喪葬儀礼(日本古代喪葬儀礼の特質—喪葬令からみた天皇と氏;喪葬令と礼の受容;律令官人と葬地—都城か本拠地か;奈良時代の天皇喪葬儀礼—大唐元陵儀注の検討を通して)
  • 第2部 天聖令の可能性(北宋天聖令による唐喪葬令復原研究の再検討—条文排列を中心に;慶元条法事類と天聖令—唐令復原の新たな可能性に向けて)
  • 第3部 服喪と追善(日本古代の服喪と喪葬令;日本古代の服喪と追善;奈良時代の忌日法会—光明皇太后の葬束忌日御斎会司を中心に)
  • 成果と課題

「BOOKデータベース」 より

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