喧嘩から戦争へ : 戦いの人類誌
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喧嘩から戦争へ : 戦いの人類誌
(アジア遊学, 189)
勉誠出版, 2015.9
- タイトル読み
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ケンカ カラ センソウ エ : タタカイ ノ ジンルイシ
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内容説明・目次
内容説明
人間にとって“暴力”とは何なのか。小規模な喧嘩から大規模な戦争まで、人類における“暴力”の多様な側面を、いかに捉えることができるのか。戦争のもつ暴力的側面とともに、それが人類史で果たしてきた「駆動力」としての一面を探る。
目次
- 総論(喧嘩と戦争はどこまで同じ暴力か?;戦争、紛争あるいは喧嘩についての文化人類学;牧民エートスと農民エートス—宗教民族学からみた紛争・戦闘・武器)
- 1 欧米(神話のなかの戦争;ケルトの戦争;スペイン内戦—兄弟殺し;アメリカのベトナム戦争)
- 2 中東・アフリカ(中東における部族・戦争と宗派;敗者の血統—「イラン」の伝統と智恵?;近代への深層—レバノン内戦とイスラム教に見る問題;親密な暴力、疎遠な暴力—エチオピアの山地農民マロにおける略奪婚と民族紛争)
- 3 南米(征服するインカ帝国—その軍事力;中央アンデスのけんか祭りと投石合戦)
- 4 アジア・オセアニア(東南アジアの首狩—クロイトが見た十九世紀末のトラジャ;対立こそは我が生命—パプアニューギニアエンガ人の戦争)
- 5 日本(すべてが戦いにあらず—考古学からみた戦い/戦争異説;戦争において神を殺し従わせる人間—日本の神話共同体が持つ身体性と認識の根源;幕末京都における新撰組—組織的権力と暴力)
「BOOKデータベース」 より