書誌事項

原子力と人間の歴史 : ドイツ原子力産業の興亡と自然エネルギー

ヨアヒム・ラートカウ, ロータル・ハーン著 ; 山縣光晶, 長谷川純, 小澤彩羽訳

築地書館, 2015.10

タイトル別名

Aufstieg und Fall der deutschen Atomwirtschaft

タイトル読み

ゲンシリョク ト ニンゲン ノ レキシ : ドイツ ゲンシリョク サンギョウ ノ コウボウ ト シゼン エネルギー

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注記

原著 (München : Oekom, 2012) の翻訳

内容説明・目次

内容説明

政治史、経済史、社会史、科学史、技術史を横断する原子力産業史。第二次世界大戦後、平和的な原子力利用を志したドイツは、どのようにして原発撤退を決定したのか。ナチスの核兵器開発、科学技術のあり方と核兵器保有の思惑、チェルノブイリ原発事故による反原発機運の高まり、二〇一一年の福島の原発事故を受けた原発撤退の決定、エネルギーシフトまでを、ドイツを代表する環境歴史学者と原子炉安全委員長を務めた原子力専門家が政府・産業界・研究者へのインタビューと膨大な資料から描く。日本の戦後史を逆照射するドイツエネルギー史の大著。

目次

  • 第1章 第二次世界大戦の原爆製造プロジェクトから「原子力の平和利用」へ
  • 第2章 「原子力の平和利用」という幻想—思惑の局面
  • 第3章 つくり上げられた事実—計画にはなかった軽水炉の勝利
  • 第4章 原子力関係者が目をそらしたリスクが世の中に衝撃を与える
  • 第5章 忍び寄る没落から明らかな没落へ
  • 総決算と展望—エネルギー産業における構造改革と新しいタイプの担い手の必要性

「BOOKデータベース」 より

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