レジリエント・ヘルスケア : 複雑適応システムを制御する

書誌事項

レジリエント・ヘルスケア : 複雑適応システムを制御する

エリック・ホルナゲル, ジェフリー・ブレイスウェイト, ロバート・ウィアーズ編著 ; 中島和江訳

大阪大学出版会, 2015.11

タイトル別名

Resilient health care

レジリエントヘルスケア

タイトル読み

レジリエント ヘルスケア : フクザツ テキオウ システム オ セイギョ スル

大学図書館所蔵 件 / 96

この図書・雑誌をさがす

注記

参考文献: p281-311

内容説明・目次

内容説明

これまで、医療安全向上には「失敗の原因を特定し、それに対策をほどこすことによって失敗をなくす」というアプローチがとられてきた。失敗には特定の原因があると考えられてきたからだ。しかし、この伝統的なアプローチが成果をあげているとは言い難い。この閉塞感の打破が期待されるのがレジリエンス・エンジニアリングである。成功も失敗もその起源は同じであり、「うまくいっていることに着目し、事故の発生を待つことなく先行的に対応し、うまくいくことを増やす」というアプローチがその鍵となる。本書ではこのアプローチを医療に応用するための理論と手法を解説する。

目次

  • 第1部 複数利害関係者と多重システムの複合体としてのヘルスケア(ヘルスケアをレジリエントにするために:Safety‐1からSafety‐2へ;レジリエンス、第2の物語、および患者安全の進歩;ヘルスケアにおけるレジリエンスと安全;結ばれるか決別か ほか)
  • 第2部 レジリエンスが個人、グループ、組織の中で占める位置(集中治療室におけるレジリエンス:ジュネーブ大学病院の事例;社会技術環境における熟達化、柔軟性、レジリエンスの調査:ロボット手術に関するケーススタディ;規制とヘルスケアのレジリエンスを調和させる ほか)
  • 第3部 レジリエント・ヘルスケアの特性と実践例(レジリエンスと成功を切り離して考える;患者安全における適応行動と標準化;患者のエンパワーメント促進とヘルスケアシステムのレジリエンス向上のためのPROMsの活用 ほか)

「BOOKデータベース」 より

詳細情報

  • NII書誌ID(NCID)
    BB19973555
  • ISBN
    • 9784872595352
  • 出版国コード
    ja
  • タイトル言語コード
    jpn
  • 本文言語コード
    jpn
  • 原本言語コード
    eng
  • 出版地
    吹田
  • ページ数/冊数
    xxx, 315p
  • 大きさ
    21cm
  • 分類
  • 件名
ページトップへ