書誌事項

パリ論/ボードレール論集成

ヴァルター・ベンヤミン著 ; 浅井健二郎編訳 ; 久保哲司, 土合文夫訳

(ちくま学芸文庫, [ヘ3-12])

筑摩書房, 2015.11

タイトル別名

パリ論ボードレール論集成

タイトル読み

パリロン ボードレール ロン シュウセイ

注記

叢書番号はブックジャケットによる

内容説明・目次

内容説明

ドイツを代表する知性ベンヤミンが見つめたパリには19世紀の“原史”(Urgeschichte)が埋め込まれていた。ボードレールの詩行、パサージュ/駅舎/エッフェル塔などの鉄骨建築、万国博覧会、ブルジョワジーの住居、人間・事物の商品というありよう—そこから、ベンヤミンが読みとったヨーロッパ近代の真の姿とは?『パサージュ論』を準備するなかで遺された膨大な草稿群からベンヤミンの哲学的・芸術的思索の核を秘めた論考を集成し、パサージュをはじめ当時の貴重な図版を収録。パリをめぐる諸論考および覚書を比較することで、主著への思考の軌跡が明らかになる。

目次

  • 1 パリ論
  • 2 ボードレール論—ボードレールにおける第二帝政期のパリ
  • ボードレールにおけるいくつかのモティーフについて
  • セントラルパーク
  • 3 関連論考/参考資料—土星の環、あるいは、鉄骨建築についていくつかのことを
  • 『パサージュ論』初期覚書集
  • ボードレール論構想および初期の草稿類
  • 『ボードレールにおける第二帝政期のパリ』異稿より

「BOOKデータベース」 より

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