中曽根康弘 : 「大統領的首相」の軌跡

書誌事項

中曽根康弘 : 「大統領的首相」の軌跡

服部龍二著

(中公新書, 2351)

中央公論新社, 2015.12

タイトル別名

中曽根康弘 : 大統領的首相の軌跡

タイトル読み

ナカソネ ヤスヒロ : 「ダイトウリョウテキ シュショウ」 ノ キセキ

注記

中曽根康弘略年譜: p343-348

内容説明・目次

内容説明

自主憲法制定を訴えるタカ派、主張を変える「風見鶏」、首相就任時も、田中角栄の影響下「田中曽根内閣」と批判された中曽根康弘。だが「戦後政治の総決算」を掲げた中曽根は、「大統領的」手法によって国鉄などの民営化を推進、レーガン米大統領や中韓と蜜月関係を築き、サミットを通じて、日本の国際的地位を大きく上昇させる。本書は中曽根の半生を辿り、日本が敗戦から1980年代、戦後の頂点へと向かう軌跡を追う。

目次

  • 序章 幼少期—材木商から内務省へ
  • 第1章 出征と敗戦—海軍主計中尉
  • 第2章 「青年将校」—野党時代
  • 第3章 保守合同と初入閣—岸内閣科学技術庁長官
  • 第4章 「キル・ザ・タイム」から派閥の領袖へ
  • 第5章 非核三原則と「自主防衛」—佐藤内閣運輸相・防衛庁長官
  • 第6章 「新自由主義」と石油危機—田中内閣通産相
  • 第7章 「三角大福中」の時代—幹事長・総務会長・行政管理庁長官
  • 第8章 首相の一八〇六日—「大統領的首相」を求めて
  • 終章 「命の限り蝉しぐれ」—首相退任後の三〇年

「BOOKデータベース」 より

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