画像と知覚の哲学 : 現象学と分析哲学からの接近
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画像と知覚の哲学 : 現象学と分析哲学からの接近
東信堂, 2015.11
- タイトル読み
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ガゾウ ト チカク ノ テツガク : ゲンショウガク ト ブンセキ テツガク カラ ノ セッキン
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内容説明・目次
内容説明
メディアの発達と相まって多種多様な「画像」が日常を覆い尽くすように広がり、今や我々は画像を通じて世界を見ているとさえ言えよう。だが現物とは異なる画像の中に、我々はなぜ「現物」を見ることができるのか—本書は、この画像本来の「虚構性」、見ることと概念の総合が生む「像意識」、知覚・感覚作用が持つ「志向性」等、画像が孕む今日的問題群をめぐり、絵画はじめ芸術作品から様々の日常経験まで、多角的に分析・考察した力作論集である。
目次
- 第1部 画像とは何か(画像表象と中立性変様—フッサールにそくして;受動的経験としての像経験—フッサールから出発して;演劇としての『像』—像の発生的現象学の観点から)
- 第2部 絵画と芸術作品について(絵の中に見えるもの—見えるものと描かれたもの;絵画の知覚経験—メルロ=ポンティ『眼と精神』を手がかりにして;人間は「自画像」としての絵画に溢れた世界を生きる身体である—後期メルロ=ポンティ絵画論の位相;サルトルの「芸術作品とは非現実的存在である」という主張をどのように受け止めるべきか)
- 第3部 知覚について(カテゴリー的直観再訪—知覚的正当化の問題をめぐって;経験における概念のゆくえ;芸術鑑賞と知覚的カテゴライズ—ウォルトンの「芸術のカテゴリー」をめぐって;アスペクトの転換において変化するもの—ウィトゲンシュタインの二つのアスペクトの分析を通じて;痛みの経験は志向的か;時間意識を介しての感覚と意味—フッサールの知覚論の動向)
「BOOKデータベース」 より