書誌事項

エントロピーの正体

アリー・ベン=ナイム著 ; 小野嘉之訳

丸善出版, 2015.12

タイトル別名

Entropy and the second law : interpretation and misss-interpretationsss

タイトル読み

エントロピー ノ ショウタイ

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注記

原書 (World Scientific Publishing, c2012) の翻訳

参考文献: p[177]-179

内容説明・目次

内容説明

熱力学を理解するうえで、エントロピーほど悩ましい概念はないだろう。実体がとらえづらいがために、「無秩序」「広がり」「無知」などといったさまざまな定性的な解釈が与えられている。本書では、シャノンが提唱した情報測度の特殊な例としてエントロピーを解釈するという立場から、歴史的経緯やさまざまな事例を挙げながら、エントロピーの正体に迫る。

目次

  • 第1章 はじめに:熱機関から、無秩序、情報の広がり、自由、…、まで(第二法則の巨視的定式化;エントロピーの巨視的定義 ほか)
  • 第2章 エントロピーはしばらく忘れて、情報ゲームで遊んでみよう(20の質問(20‐Q)ゲームでウォーミングアップ;一様に分布した20の質問ゲームに対するシャノンの情報測度の定義 ほか)
  • 第3章 古典理想気体のエントロピーをシャノンの情報測度から導く(理想気体における位置のSMI;粒子が区別できないことによる相互情報 ほか)
  • 第4章 いくつかの例とその解釈(理想気体の膨張;2つの理想気体の混合を含む過程 ほか)
  • 第5章 熱力学第二法則について(何が自発過程を引き起こすか?;何がエントロピーを増加させるか? ほか)
  • 付録A

「BOOKデータベース」 より

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