その場で関わる心理臨床 : 多面的体験支援アプローチ
著者
書誌事項
その場で関わる心理臨床 : 多面的体験支援アプローチ
遠見書房, 2016.1
- タイトル別名
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心理臨床 : その場で関わる
- タイトル読み
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ソノバ デ カカワル シンリ リンショウ : タメンテキ タイケン シエン アプローチ
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注記
索引: p319-324
引用文献あり
内容説明・目次
内容説明
本書に描かれている心理的援助は、従来の心理的なとらえ方だけではなく、より多方向の解決を模索するものである。密室から脱し、コミュニティやネットワークづくり、そして、「その場」での心理的支援、それを支えるシステムの形成—それが著者の言う、多面的体験支援アプローチである。教える、ほめる、叱る、止める、遊ぶ、守る、言語化を促す、やってみせる、喜んでみせる、他者とつなぐ、場とつなぐ、仲間づくり、集団づくり…。本書には、著者が長年にわたって実践してきた「その場で関わる心理臨床」の実践と理論のすべてが網羅されており、すべてのセラピストが目指すべき極点の一つと言っていいだろう。この本は明日を生きる臨床家にとって必読のものである。
目次
- 「その場で関わる心理臨床」と「体験支援的アプローチ」
- 暴力を伴う深刻な事例との「つきあい方」
- 不登校の理解と対応—1.家庭訪問の実際と留意点
- 不登校の理解と対応—2.当事者の体験発表
- 不登校の理解と対応—3.「希望を引き出し応援する」
- 発達障害とその周辺
- 学校・学級での問題行動—暴力と離席、学級崩壊、反抗性集団化
- 学校のいじめ、施設の暴力—それがつきつけているもの
- いじめの事例—現実に介入しつつ心に関わる
- 学校・施設等における人間環境臨床心理学的アプローチ
- 対人援助のための連携の臨床心理学的視点—ネットワーク活用型援助にあたって心得ておくと役立つこと
- 多少の理論的考察—臨床心理行為の現状と課題
- その場で関わる心理臨床を超えて—その1.安全委員会方式の実践
- その場で関わる心理臨床を超えて—その2.児童福祉法改正と施設内虐待の行方−このままでは覆い隠されてしまう危惧をめぐって
- その場で関わる心理臨床を超えて—その3.NPO法人九州大学こころとそだちの相談室「こだち」の取り組み
- くりかえし、くりかえし、その先に
「BOOKデータベース」 より