熱のない人間 : 治癒せざるものの治療のために
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熱のない人間 : 治癒せざるものの治療のために
(叢書・ウニベルシタス, 1036)
法政大学出版局, 2016.2
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L'homme sans fièvre
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ネツ ノ ナイ ニンゲン : チユ セザル モノ ノ チリョウ ノ タメ ニ
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Note
原著 (Armand Colin, 2013) の全訳
参考文献: 巻末p9-19
Description and Table of Contents
Description
治癒をもたらすことなく治療することは可能か。治療の目的は病いの治癒であり健康の回復だが、治療は必ずしも治癒をもたらさない。多発性の関節炎を伴う自己免疫疾患に苦しむ自身の体験から書かれた本書は、現代の医療がその中心的目標とする「治癒」の概念、その基底にある「健康」観、「生命」観を問い直す。治療の技術が、病む人の生に寄り添うものとなるための、新たな哲学が誕生する。
Table of Contents
- 治癒をもたらすことなく治療することは可能か
- 第1部 社会を治癒させる、新しいユートピア(病いなき人間;完璧な健康、不可能な健康;治療の領域の拡張)
- 第2部 治療することと苦しめること、治癒をもたらすことなく治療すること(治療の中の暴力;苦しむ治療者たち;治癒をもたらすことなく治療すること)
- 結論 人々はますます病んでいるのだろうか
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