支配する人道主義 : 植民地統治から平和構築まで
著者
書誌事項
支配する人道主義 : 植民地統治から平和構築まで
岩波書店, 2016.2
- タイトル別名
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Humanitarianism and trusteeship : from colonial administration to peacebuilding
- タイトル読み
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シハイ スル ジンドウ シュギ : ショクミンチ トウチ カラ ヘイワ コウチク マデ
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注記
2013年にサセックス大学国際関係学部に提出したD.Phil論文を基に大幅に加筆修正したもの
内容説明・目次
内容説明
「人間の痛みへの共感」としての人道主義。純粋な心情に基づくものとして賞賛されがちだが、それは対象社会に「病理」を見出し、その「処方箋」を描く過程で、相手との非対称な関係を築いてしまう。一九世紀の植民地統治から冷戦後の人道的介入・平和構築活動まで、介入・統治を「する側」「される側」の非対称な関係の生成に、人道主義が不可分に関わってきたことを示す。国際政治学への斬新な問題提起。
目次
- 第1章 英領インドと人道主義—野蛮、独裁、無秩序
- 第2章 アフリカと人道主義運動—奴隷、ネイティブ保護、植民地主義
- 第3章 トラスティーシップの国際化と人道主義
- 第4章 貧困と支配—開発トラスティーシップの出現
- 第5章 人道的危機と介入—冷戦後の平和構築トラスティーシップ
- 終章 人道主義の二分法を超えて
「BOOKデータベース」 より