他者 : 人類社会の進化
著者
書誌事項
他者 : 人類社会の進化
京都大学学術出版会, 2016.3
- タイトル別名
-
Otherness : the evolution of human sociality
- タイトル読み
-
タシャ : ジンルイ シャカイ ノ シンカ
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注記
欧文タイトルは標題紙裏による
奥付の責任表示: 河合香吏編著
内容: 序章: 進化から「他者」を問う, 第1部: 他者の諸相 -- その生成, 成立, 変容をめぐって(第1章「霊長類社会における承認する他者, 不可解な他者」-第5章「共感と社会の進化」), 第2部: 他者と他集団 -- いかに関わりあう相手か(第6章「続・アルファオスとは「誰のこと」か?」-第9章「「敵を慮る」という事態の成り立ち」), 第3部: 人類における他者の表象化と存在論(第10章「他者のオントロギー」-第14章「他者としての精霊」), 第4部: 広がる他者論の地平(第15章「野生動物との距離をめぐる人類史」-第18章「野生のチューリング・テスト」), 終章: 苦悩としての他者, あとがき(河合香吏), 索引, 著者紹介
参照文献: 各章末
東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所において、2012年度から2014年度までの3年間に実施された共同研究課題「人類社会の進化史的基盤研究(3)」の成果
収録内容
- 進化から「他者」を問う : 人類社会の進化史的基盤を求めて / 河合香吏 [著]
- 霊長類社会における承認する他者, 不可解な他者 / 黒田末寿 [著]
- 動物は「他者」か, あるいは動物に「他者」はいるのか? / 中村美知夫 [著]
- 他者が立ち現れるとき / 曽我亨 [著]
- 「拒否できる他者」の出現 : 人間社会への移行における不可避の条件 / 北村光二 [著]
- 共感と社会の進化 : 他者理解の人類史 / 早木仁成 [著]
- 続・アルファオスとは「誰のこと」か? : チンパンジー社会における「他者」のあらわれ / 西江仁徳 [著]
- 出会われる「他者」 : チンパンジーはいかに〈わからなさ〉と向き合うのか / 伊藤詞子 [著]
- 見えないよそ者の声に耳を欹てるとき : チンパンジー社会における他者 / 花村俊吉 [著]
- 「敵を慮る」という事態の成り立ち : ドドスにとって隣接集団とはいかなる他者か / 河合香吏 [著]
- 他者のオントロギー : イヌイト社会の生成と維持にみる人類の社会性と倫理の基盤 / 大村敬一 [著]
- 祖霊・呪い・日常生活における他者の諸相 : ザンビア農耕民ベンバの事例から / 杉山祐子 [著]
- 「顔」と他者 : 顔を覆うヴェールの下のムスリム女性たち / 西井凉子 [著]
- 道義と道具 : 他者論への実践的アプローチ / 田中雅一 [著]
- 他者としての精霊 : イバン民族誌から / 内堀基光 [著]
- 野生動物との距離をめぐる人類史 / 山越言 [著]
- 環境の他者へ : 平衡と共存の行動学試論 / 足立薫 [著]
- 社会という「物語」 : 分業,協同育児と他者性の進化 / 竹ノ下祐二 [著]
- 野生のチューリング・テスト : 非人間の〈もの〉が他者となるとき / 床呂郁哉 [著]
- 苦悩としての他者 : 三者関係と四面体モデル / 船曳建夫 [著]
内容説明・目次
内容説明
今日「他者」は諸学問の流行テーマである。しかし本書はそれらの議論とは一線を画す。すなわち、一切の思弁を排し、ヒトとサル(そして他の動物)の参与的な観察事例にこだわった厳密な経験科学として、「他者」なるものを析出していく。哲学的な思索の対象としてではなく、個体と個体(集団と集団)の相互行為のプロセスとしての「他者」の中に、人類の社会性の本質を見る。
目次
- 進化から「他者」を問う—人類社会の進化史的基盤を求めて
- 第1部 他者の諸相—その生成、成立、変容をめぐって(霊長類社会における承認する他者、不可解な他者;動物は「他者」か、あるいは動物に「他者」はいるのか? ほか)
- 第2部 他者と他集団—いかに関わりあう相手か(続・アルファオスとは「誰のこと」か?—チンパンジー社会における「他者」のあらわれ;出会われる「他者」—チンパンジーはいかに“わからなさ”と向き合うのか ほか)
- 第3部 人類における他者の表象化と存在論(他者のオントロギー—イヌイト社会の生成と維持にみる人類の社会性と倫理の基盤;祖霊・呪い・日常生活における他者の諸相—ザンビア農耕民ベンバの事例から ほか)
- 第4部 広がる他者論の地平(野生動物との距離をめぐる人類史;環境の他者へ—平衡と共存の行動学試論 ほか)
- 苦悩としての他者—三者関係と四面体モデル
「BOOKデータベース」 より