大坂落城異聞 : 正史と稗史の狭間から

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大坂落城異聞 : 正史と稗史の狭間から

高橋敏著

岩波書店, 2016.3

タイトル読み

オオサカ ラクジョウ イブン : セイシ ト ハイシ ノ ハザマ カラ

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注記

文献: p183-186

内容説明・目次

内容説明

大坂落城の後、豊臣秀頼とその一族は九州に落ちのびたという伝承が、まことしやかに囁かれた。果たして豊臣家は本当に滅んだのか。大坂の陣を、徳川による大義名分のいくさと位置づける「正史」との緊張関係のもと、敗者たちの視点に立った、多彩な「稗史」が創られ続けた。その生成の実態に歴史学からのアプローチを試みる。

目次

  • 序章 大坂落城—敗者たちのその後
  • 第1章 大野主馬治房の逃亡と一類の摘発(消えた大野主馬治房;『箕浦誓願寺記』から見た大野主馬妻子の摘発;大野主馬穿鑿と妻子の摘発;大野主馬妻子潜伏の謎)
  • 第2章 豊臣国松と霊樹院—豊臣秀頼一類の九州方面逃亡(豊後国日出藩木下家と豊臣国松伝承;熊本藩細川家家老有吉家と秀頼息女霊樹院伝承)
  • 第3章 大坂落城の記憶と慰霊(徳川方戦死者の慰霊と供養;大坂方戦死者の慰霊と供養)
  • 第4章 大坂落城の記憶とその変容—稗史「大坂落城異聞」の成立(大坂落城の慰霊と儀礼の変容;浄瑠璃・歌舞伎大坂落城物の成立—甦る大坂落城後の豊臣主従;稗史「大坂落城異聞」の系譜と成立)
  • 結語 甦る敗者たち—正史と稗史の棲み分け

「BOOKデータベース」 より

詳細情報

  • NII書誌ID(NCID)
    BB21003595
  • ISBN
    • 9784000610926
  • 出版国コード
    ja
  • タイトル言語コード
    jpn
  • 本文言語コード
    jpn
  • 出版地
    東京
  • ページ数/冊数
    vii, 197p
  • 大きさ
    20cm
  • 分類
  • 件名
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