戯曲を読む術 (すべ) : 戯曲・演劇史論

書誌事項

戯曲を読む術 (すべ) : 戯曲・演劇史論

林廣親著

笠間書院, 2016.3

タイトル別名

戯曲を読む術 : 戯曲演劇史論

タイトル読み

ギキョク オ ヨム スベ : ギキョク・エンゲキ シロン

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注記

参考文献: p243-246

内容説明・目次

内容説明

戯曲のことばを前に「なす術を知らない」思いにとらわれてこそ読みへの意欲は動き出す—技術や方法では得がたい作品の読みを模索した、記録の集積。“劇文学”という言葉が生きていた時代、戯曲は文学的感受をもって読まれていた。舞台・劇評にこだわる今日の読みを離れ、「戯曲の読み」を柱とした戯曲論。付・近現代演劇史早分かり。

目次

  • 第1部 読みによる戯曲研究の射程(森鴎外「仮面」論—“伯林はもつと寒い…併し設備が違ふ”;岡田八千代「黄楊の櫛」論—鴎外・杢太郎の影;岸田國士「沢氏の二人娘」論—菊池寛「父帰る」を補助線として;井上ひさし「紙屋町さくらホテル」論—“歴史離れ”のドラマトゥルギー)
  • 第2部 読みのア・ラ・カルト(谷崎潤一郎「お国と五平」;横光利一「愛の挨拶」;矢代静一「絵姿女房—ぼくのアルト・ハイデルベルク」;田中千禾夫「マリアの首—幻に長崎を想う曲」;恩田陸「猫と針」)
  • 第3部 演劇史・戯曲史への視界(近現代演劇史早分かり;演劇と“作者”—山本有三の場合;“演劇の近代”と戯曲のことば—木下杢太郎「和泉屋染物店」・久保田万太郎「かどで」を視座として)

「BOOKデータベース」 より

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