「獄中」の文学史 : 夢想する近代日本文学

書誌事項

「獄中」の文学史 : 夢想する近代日本文学

副田賢二著

笠間書院, 2016.5

タイトル別名

獄中の文学史 : 夢想する近代日本文学

タイトル読み

「ゴクチュウ」ノ ブンガクシ : ムソウ スル キンダイ ニホン ブンガク

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注記

〈獄中〉言説年表: 巻末pi-xvii

内容説明・目次

内容説明

社会と文学のなかで特権的な意味を持ち続けてきたのはなぜか。過剰な言葉あふれる“獄中”—。そのダイナミックな営みの歴史的記憶を、明治期からたどる。近代日本文学の中で育まれたその想像力は、現代日本の言説空間にも、いまだ影響力を持ち続けている。

目次

  • 序論 “獄中”と文学的想像力
  • 第1章 明治期—“獄中”の主題化とその表象の展開
  • 第2章 大正期1—メディア空間で記号化される「言葉」と「獄中記」
  • 第3章 大正期2—内的な自己超越のトポスに変貌する“獄中”
  • 第4章 大正期3〜昭和期1—文学的トポスとしての“獄中”と「闘争」のロマンティシズム
  • 第5章 昭和期2—プロレタリア文学から一九三〇年代の言説空間へ
  • 第6章 昭和期3〜平成期—戦後日本のメディア空間と消費される“獄中”
  • 終章 “獄中”の想像力と「文学」のゆくえ

「BOOKデータベース」 より

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