仙人と妄想デートする : 看護の現象学と自由の哲学
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書誌事項
仙人と妄想デートする : 看護の現象学と自由の哲学
人文書院, 2016.5
- タイトル別名
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仙人と妄想デートする : 看護の現象学と自由の哲学
- タイトル読み
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センニン ト モウソウ デートスル : カンゴ ノ ゲンショウガク ト ジユウ ノ テツガク
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注記
参考文献: p238-241
内容説明・目次
内容説明
医療の世界には技術、法、倫理の制約がある。しかし、それら外からの規範とは別に、看護師や家族、患者の間には、個々の状況に応じた自発的な実践のプラットフォームがうまれ、病のなか、苦しみのなかで、かすかな創造性を獲得する。それは自由と楽しさの別名でもある。重度の精神病、ALS、人工中絶など存在の極限に向き合う看護師の語りの分析が、哲学に新たなステージを切りひらく。
目次
- 実践のプラットフォームについて
- 第1部 ローカルでオルタナティブなプラットフォーム—規範や制限からの自由をつくる(社会通念から外れたところで実践のプラットフォームを作る—助産師辰野さん;精神科病院の見える壁と見えない壁;メガネをかけてごはんを食べる自由—精神科病院の保護室)
- 第2部 プラットフォームの作り方と対人関係(患者さんが慕ってくださる—重度の統合失調症患者との共同体としての病院;仙人と妄想デートする—地域における重度の統合失調症患者のホールディング;衰弱した患者とのコンタクト—植物状態の患者とALS患者のケア)
- 第3部 看取りと享楽のプラットフォーム—看護実践における楽しいことの問い(娘が作ったエビフライを食べて死ぬ—死と行為の共同性;死産の子どもとつながる助産師;現象とはリアリティのことである—現象学的なナラティブ研究の方法論)
「BOOKデータベース」 より